いまでもつかうもの

いまでもつかうもの

 

 

◆行李(こうり)

行李(こうり)

 竹や柳(やなぎ)の枝(えだ)で編んだ(あんだ)入れ物。旅行(りょこう)の時や引越し(ひっこし)する時に衣類(いるい)を入れて運んだ(はこんだ)。空気(くうき)の通り(とおり)がよいので、カビが生えない。そのため、家でも衣類(いるい)を長く(ながく)とっておく時はこれに入れた。

 

◆茶箪笥(ちゃだんす)

茶箪笥(ちゃだんす)

 居間(いま)におかれて、おもに茶道具(ちゃどうぐ)が入っていた。冷蔵庫(れいぞうこ)が家庭(かてい)に入るまで、お菓子(おかし)も缶(かん)に入って、この中に入れている家が多かった。

 

◆炬燵(こたつ)

炬燵(こたつ)

 中に炭火や練炭(れんたん)を入れ、外にこたつ布団(ふとん)をかけて、冬使った。昭和(しょうわ)35年ころ、電気(でんき)こたつがでてくるころまで、よく使われていた。炭(すみ)や練炭(れんたん)は一酸化炭素ガス(いっさんかたんそガス)を出すので、中に子どもがもぐると、よく注意(ちゅうい)された。

 

◆ランプ

ランプ

 石油(せきゆ)を使って、芯(しん)で燃やして(もやして)あかりにした。だいたい大正時代(たいしょうじだい)まで、あちらこちらで使われた。ガラスのほやに煤(すす)がつくので、毎日(まいにち)掃除(そうじ)をしないといけなかった。ほや磨き(みがき)は子どもの仕事の家が多かった。今でも石油を灯油(とうゆ)というのはここからきている。

 

◆卓袱台(ちゃぶだい)

卓袱台(ちゃぶだい)

 家族(かぞく)で食事(しょくじ)の時に使った。丸い(まるい)ものや楕円形(だえんけい)のものもあった。どれも座って(すわって)食べるため、昔は正座(せいざ)して食べることが多かった。 家族(かぞく)の多いときはおじいさんやおばあさんはお膳(おぜん)で食べて、子供たちとお母さんは卓袱台(ちゃぶだい)で、食べたりしていた。

 

◆煙草盆(たばこぼん)

煙草盆(たばこぼん)

 煙草(たばこ)を家(いえ)の中で吸う(すう)時使った。この右の箱(はこ)の中にある煙草はたばこの葉をきざんだ細長い物なので、「きざみ」といわれ、キセルにつめて吸いました。

 

◆火鉢(ひばち)

火鉢(ひばち)

 冬(ふゆ)に炭火(すみび)を起こしてつかった。家のいろいろな所に持っていける。今ならポータブルストーブでしょうか。これは瀬戸物(せともの)だが、木でできているのもあった。

 

◆火消し壺(ひけしつぼ)

火消し壺(ひけしつぼ)

 いろりや火鉢(ひばち)に残っている炭(すみ)をこれに入れて火を消(け)した。夜(よる)寝る(ねる)前(まえ)に「火の始末(ひのしまつ)」をと今でもいうのはこれからきている。今だったら「暖房器具(だんぼうきぐ)の切り忘れ(わすれ)に気を付けましょう」になってきています。

 

◆自在鉤(じざいかぎ)

自在鉤(じざいかぎ)

 天井(てんじょう)から鍋(なべ)ややかんを吊る(つる)時、使った。この時、下げるものの大きさに合わせて、のばしたり、ちぢめることができたので、この名前になった。

 

◆囲炉裏(いろり)

囲炉裏(いろり)

 居間(いま)でお湯(おゆ)を沸かしたり(わかしたり)、煮物(にもの)や焼き物(やきもの)をするために囲炉裏(いろり)がありました。とくに冬(ふゆ)はストーブの代わりにも使いました。床(ゆか)は板か、うすいござくらいでした。

 

◆柱時計(はしらどけい)

柱時計(はしらどけい)

 ねじを巻いて、振り子(ふりこ)で時をきざみます。この時、チックタックという音がしたり、ボンボンと鳴ったり(なったり)したので、それぞれ名前が残っています。「おじいさんの古時計」にも出てきた時計です。

 

 

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更新日:2023年08月04日 15:20:43