カテゴリ:3年生
総合「高齢者福祉体験」
2学期の総合では、SDGsの17の目標の1つでもある「すべての人に健康と福祉を」について、調べたり体験したりしながら考えていきます。
相模原市社会福祉協議会より高齢者体験キットを借りて、視覚や聴覚、触覚などが奪われると、どんな不便さが生じるのか、体験しながら話し合いました。
視野が狭くなったり、色の判断が難しくなったりすると、上手く文章を読めなかったり、首を動かすことが増えたりしていました。イヤーマフをして、音や声が聞こえないとどうなるか体験すると、友達と話している時に、話に入れず不安な気持ちになったり、聞き返すことが増えたりしていました。この体験から、ジェスチャーや手話の大切さを感じているようでした。また、軍手をして折り紙をすると、指の感覚や器用さに障害が生じ、時間がかかってしまうことがわかりました。最後には、体におもりをつけて、階段の昇り降りをする活動をしました。高齢になると筋力が奪われ、体を思うように動かせなくなります。この体験から、階段の手すりの重要さや、普段怖い思いをして階段を登っているんだろうという気持ちに寄り添うことができました。
今回は、「高齢者体験キット」という名前でしたが、高齢者だけでなく、周りにも器用に折り紙が折れなかったり、視力が悪く見えにくい思いをしていたりする友だちがいることも話し合いました。困っている友だちにどう声をかけるとみんなで楽しく暮らせるのかを考え、すべての人が豊かに生活できるために自分たちができることを総合の学習でしていきたいと思います。
公開日:2025年10月23日 17:00:00
更新日:2025年10月23日 18:06:55